
ギアチェンジのタイミングが分からない…思うようにスムーズに走れないよ…
初心者のわたしには、いまいちギアチェンジのタイミングがつかめず、バイクが「ガコガコッ!!」とぎこちなくなってしまうことが多くありました。
「何キロでギアを変えればいいんだろう…」
という疑問は、多くのライダーが感じたのではないでしょうか。
\ この記事でわかること /
- 速度別のギア選択ガイド
- 坂道やカーブの場合の操作
- 渋滞時の場合の操作
私の失敗から対策について考えてみました!
さらに、クラッチ操作やアクセルワークのコツもご紹介していこうと思います。
\ ボタン一つ・自動で空気入れラクラク♪ /

ギアチェンジの基本

ギアとエンジン回転数の関係
バイクのギアチェンジで意識したいのが、「エンジン回転数」です。エンジンは回転数が低すぎるとノッキング(エンスト寸前のガクガク ←しょっちゅうやってしまう…)が起きてしまい、高すぎるとエンジンに無理な負担がかかってしまいます。
教習所のインストラクターから教えてもらったのは、「パワーバンド」を意識すること!
パワーバンドとは、エンジンが心地よく回っている状態なんだそう。
教習生のころは、3,000~4,000回転を目安にシフトアップしましょうと教わりましたが、私が乗っているRebel 250はシフトインジケーターがない!汗
教習所のバイクにはシフトインジケーターがついていたので、当たり前についているものだという認識があり、購入するまで気づきませんでした…
シフトインジケーターがないなら仕方ない!と、気持ちを切り替えて、これも教習所で教わった、エンジン音に注目してみました。
高い音で「うなっている!」と感じたらシフトアップの合図、低い音でも「もたもたしている」と感じたらシフトダウンが必要です。
慣れてくると回転数を見なくても、音と振動でタイミングがわかるようになるので経験あるのみ!です。
シフトアップ・シフトダウンのタイミング
シフトアップのタイミング
- スムーズな加速を求めるなら「3,000〜4,000回転」あたりでシフトアップ。
- 燃費を気にするなら「2,500〜3,000回転」で早めのシフトアップを意識。
シフトダウンのタイミング
- 減速やカーブ前には、ブレーキをかけつつ「2,000〜3,000回転」に落ちたタイミングでシフトダウン。
- エンジンブレーキをうまく使うことで、ブレーキパッドの消費を抑えつつ、安定した減速が可能です。
- 坂道や追い越しなど、瞬間にパワーが必要な場面では、早めにシフトダウンして高回転領域に備えておくのがコツ。
速度別のギア選択の目安

低速域(0~20km/h)のギア選択
低速域は、発進直後や渋滞中、曲がり角など、バイクがゆっくりと動いている時の速度帯です。この時期は、1速または2速を使うのがおすすめです。
1速の使いどころ
- 停車からの発進
- 急な坂道での発進
- 超低速での走行(徐行時、歩行者の横を通る時)
2速の使いどころ
- スムーズに発進後、速度が10km/hを超えたあたりでシフトアップ
- 渋滞時や狭い道での低速走行(エンジンが「うなっている」と感じたら1速に戻す)
低速域では、エンジンが異常に回転しすぎないように注意が必要です。特に発進時はクラッチ操作がポイントになります。
「半クラッチ」でエンジンの回転数をうまく伝えて、スムーズに発進できるように意識しましょう。
中速域(20~50km/h)のギア選択
街乗りでの走行が多いのが「中速域」この速度帯では、2速から4速を活用しましょう。
2速の使いどころ
- 加速途中の段階(発進後、20km/h前後で2速に上昇)
- ゆっくりとした右左折の時(20km/h以下になるので、2速に落として回転数を確保)
3速の使いどころ
- 本格での安定走行(30km/h前後の速度帯)
- カーブを曲がる時や、ちょっとした減速が必要なシーン
4速の使いどころ
- 40km/h以上で一定速度で走る時(エンジンギリギリ、燃費が良くなる)
- 中速域でもスムーズに加速したい時(加速後、すぐに4速へシフトアップ)
中速域は、街乗りのメインとなる速度帯です。信号の多い都市部では、3速や4速を使って、スムーズで適度な速度を意識するといいかもしれません。
高速域(50km/h以上)のギア選択
高速道路やバイパスを走る時や、郊外の長い直線での走行時には、4速から6速を使うことが多いです。
4速の使いどころ
- 加速を重視したいとき(追い越しや上り坂など)
- カーブを抜けた後の立ち上がり加速
5速の使いどころ
- 50〜70km/hの巡航(エンジンの回転数が安定し、燃費も良好)
- 高速道路の追い越し車線での加速準備
6速の使いどころ
- 70km/h以上の巡航(長距離移動や高速道路での安定走行)
- エンジン音を抑えながら、快適に走行する時
高速域では、「風圧」と「バイクの安定性」を考慮してギアを選択することが大事です。
特に追い越し時には、4速か5速にシフトダウンして高回転域を使い、まずは加速するのがおすすめです。
ギアチェンジをスムーズに行うためのポイント

クラッチ操作とアクセルワークのポイント
ギアチェンジのスムーズさは「クラッチ」と「アクセル」の連携プレーにあり!
私がつまづいていたのは、クラッチをすぐに離してしまっていました。これが原因でバイクがガクガクしたり、エンストを頻繁にしていました…。
クラッチ操作のコツ
- 半クラッチを意識する:クラッチを「半分だけ繋げる」感覚を意識する。
- シフトアップの時は、アクセルを少し戻しながら、クラッチをじわっとゆっくり離すことでスムーズに加速します。
- シフトダウンの時は、速度を十分に落としてから回転数を合わせてシフトダウンすると衝撃を抑えられます。
アクセルワークのコツ
- シフトアップの時は「アクセルを少し戻す」ことで回転数を下げ、次のギアが繋がりやすくなります。
- シフトダウンの時は「アクセルを一瞬だけ煽る(ブリッピング)」により、回転数が合い、ショックを軽減できます。
エンジンブレーキの活用方法
エンジンブレーキを使って、アクセルを戻し、エンジンの回転数を下げることで、自然と減速する方法もあります。
エンジンブレーキの利点
- ブレーキパッドの消費を抑えられる
- 急ブレーキを避け、より安全に減速できる
- スムーズな減速が可能となり、乗り心地が良くなる
エンジンブレーキの使い方のコツ
- カーブの手前や交差点に近づいたら、アクセルを戻して自然に減速する。
- 速度が落ちたら、シフトダウンして回転数を上げ、エンジンブレーキをさらに強める。
- その後続車に注意しつつ、ブレーキランプを適度に点灯させることで、安全性を確保します。
日々の練習方法とポイント
ギアチェンジのスムーズさは一朝一夕では身につきません。私が意識した練習方法とポイントをご紹介します。
簡単!練習方法①:駐車場や広い空き地での低速走行
1速・2速での発進停止、シフトアップ、シフトダウンをとにかく繰り返す!インストラクターの先生から教わった練習法で、最初は「エンストしてもOK!」という気持ちで、焦らずじっくりと練習するのがポイントです。
簡単!練習方法②:ブリッピングの練習
アクセルを一瞬だけ煽って回転数を上げる練習です。 最初はうまくいかなくても、「アクセルをひねってすぐに戻す」 を繰り返すと、やがて、自然と手が覚えていきます。
簡単!練習方法③:坂道発進の練習
坂道での発進は、クラッチ操作の良い練習になります。 「リアブレーキを使った半クラッチ発進」をマスターすれば、渋滞や急な坂道でも焦らずに対応できるようになります。
スムーズなギアチェンジで快適なライディングを!

バイクに乗りたてのころは、ギアチェンジがうまくいかなくてスムーズな走行ができないこともあると思います。
ポイントは、クラッチとアクセルをゆっくり操作すること!
クラッチは「半分だけつなげる」感覚で操作するとバイクがスムーズに進みます。シフトアップやシフトダウンの時はアクセル操作を意識するのがおすすめです。
最初は意識的に感じられないかもしれませんが、「ゆっくり」「丁寧」を意識して練習すれば、きっと少しずつでもコツが掴めてきます!
スムーズなギアチェンジができるように、もっと楽しく安全にバイクに乗れますように!
コメント