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秋の盛岡旅 歴史と寅さんの足跡を追って|ひとり旅

落ち葉の絨毯!秋深まる、岩手県盛岡市へバイクの冬季保管とプチ観光をしました

ゆさ
ゆさ

私の大好きな『男はつらいよ』のロケ地も訪ねてみました。

秋深まる東北、岩手県盛岡市。紅葉が見事に彩られていました

バイクの免許を取得して初めての冬

”冬季保管”というものを全く知らなかった私。冬の間、バイクは乗らないので冬の寒さ除けとバッテリーなどの整備のために預けることにしました

バイクを預けた後は、「2023年に行くべき52か所」でイギリスに次いで2位にも選ばれた、岩手県盛岡市を観光しました

東北では一足早く紅葉を楽しめて、秋を満喫できたので、その時の様子を記録していきます!

\ 宿は、こちらから予約しました! /

【冬季保管】バイクを持っていこう!

今は晴れているけれど、このあと徐々に天気があやしくなってくる…

この日、出発地点の予報は『晴れときどき曇り』

しかし、目的地の予報は『曇りのち雨』。雨具を用意してなーい!っと焦り、だんだん寒くなってくる中、内心ドキドキしながら走らせていたのを覚えています…

旅程

さて、今回の旅はこんな感じ!

バイクを冬季保管、そして盛岡旅
  • 1日目
    バイクを盛岡市へ

    小雨の降る中、時間ギリギリという…

  • 1日目
    若草文庫でほっと一息

    無事にバイクも預けられたので休憩

  • 2日目
    岩手銀行赤レンガ館

    100年あまり銀行として使われた

  • 2日目
    盛岡八幡宮

    風車とひょうたんが印象的

  • 2日目
    南昌荘

    秋色をまとった雰囲気が幻想的

  • 2日目
    紺屋町番屋

    消防所だった建物。水色が印象的でかわいい!

  • 2日目
    上の橋

    『男はつらいよ』第33作に登場する、擬宝珠が印象的

  • 2日目
    石割桜

    樹齢は360年を超えるエドヒガンザクラ

  • 2日目
    光原社

    宮沢賢治ゆかりの場所

結構モリモリな旅程になった気がします…

ルートはこんな感じ

スタートは、「岩手銀行赤レンガ館」歴史ある建物を写真に収めたかったのと、最終地点である「光原社」は宮沢賢治ゆかりの場所ということもあり、読書好きとしては立ち寄りたかった場所なんです!

盛岡へ!

とことこバイクを走らせ目指す目的地

さあ、出発!この日は最高気温10℃でそこまで「寒い!」という気温ではなかったのですが、道はだんだん山の中…。そして道路情報の表示板では、なんと6℃!

山道は寒いというので冬用装備とカイロを持って行ったのですが、ブレーキの感覚もわかりにくくなるほど身体は冷えていました

首都圏の寒さを基準に考えていたので、東北での寒さ対策が不十分だったと反省しています

冬用ウェアだけでなく、便利アイテムである電熱ウェアやグリップヒーターなども取り入れてみたいと思います☺

山の中に入り、だんだんと寒くなるなか、カイロをグローブの中に入れて走る

無事にバイクを預け、ほっと一息『Café 若草文庫』さんへ

「読書の秋」といわれるように、「秋」と「本」は相性がいいですよね

盛岡市大通にある、Café 若草文庫さんには1000冊以上の本があり、隠れ家的な雰囲気のカフェです!

2023年9月にオープンしてから行きたかったお店の一つですが、訪れた日、なんと閉店することを知りました…

看板の下にある「閉店のお知らせ」。初来店でちょっとショックでしたが念願の若草文庫さんに来れました

店内に入り印象的だったのは、「壁掛け時計」

すべて異なる時間を刻んでいて、不思議な感覚になりました

注文したのは、シフォンケーキセット✨

ふわふわのクリームをまとったシフォンケーキ。コーヒーとの相性もバツグン

「若草文庫ブレンド」は少し濃いめの味でおいしい!無料で温めなおしてくれるサービスがあり、いつまでもゆっくり過ごせそうです

そんな若草文庫さん、この記事がアップされている頃はもう閉店しているので訪れることはできないのですが、ステキな時間をすごせて幸せでした

二日目、盛岡市内を観光

ゆさ
ゆさ

紅葉がピークの盛岡市!市内を観光していきます~

岩手銀行赤レンガ館

実はこの赤レンガ館、岩手銀行ゾーンが無料で見学できるとあって、一日に2度訪れています笑

大通りを歩いていると現れる、歴史的にも貴重な建物

盛岡市の象徴的な景色の一つとして市民からも愛されている、岩手銀行赤レンガ館!

貴重な洋風建築の技術を感じることができます

盛岡八幡宮

色鮮やかな彫刻と朱塗り大社殿が印象的な盛岡八幡宮

階段を登った先にある大社殿。朱塗りが秋の紅葉とマッチしていました

この盛岡八幡宮では、200年ほど続いている「裸祭り」があるそう

寒さ厳しい中、上半身を裸になり、無病息災を祈る行事だそうです

南昌荘

明治の実業家、瀬川安五郎の自邸として建てられたそうです

映画『3月のライオン』のロケ地にもなったようで、訪れた日もファンらしき人たちがたくさんいました

なんとお庭は国の登録記念物らしく、行けの周りを一周しながら鑑賞する『池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)』とのことです

あの桂離宮や兼六園と同じ作りなのだとか!

お部屋から見える紅葉に感動!!!床に映り込む紅葉も何とも言えない美しさです

紺屋町番屋

さて散策を続けていると、なんとも可愛らしい建物がみえてきました

大正2年「消防組第四部事務所」として改築された建物で、火の見櫓が特徴的ですね!

地域のシンボルとして100年以上も佇んでいます

建物の中は、雑貨販売スペースとカフェスペースがあり地域の方たちの交流の場所として親しまれているようです

上の橋

中津川に架かっている擬宝珠が特徴的な『上の橋』

1611年の擬宝珠が18個取り付けられているのは国内でも珍しく貴重な存在のようです

この『上の橋』では、私の大好きな作品である『男はつらいよ』第33作で舎弟の弟、登と再会するシーンで使われています

「道中ご無事に、親分さん」

と見送られ、上の橋の上を肩で風をきり歩き去る寅さん、なんともステキなんです

石割桜

盛岡駅から徒歩で20分くらい、裁判所の前にある樹齢360年を超える天然記念物の石割桜

写真は撮り忘れてしまったので夏に訪れたときのものをどうぞ

伝説によると落雷で割れた大きな花崗岩の割れ目に種が入って、育ったらしい!

光原社

宮沢賢治の生前唯一の童話集[注文の多い料理店]が発刊され、社名も宮沢賢治によって名付けられた『光原社』

今は伝統工芸品のお店になっているようで、名物くるみクッキーを楽しめるカフェ「可否館」というステキなお店もあります

中に進むと宮沢賢治をイメージしたと言われている庭があり、個性的な空間になっています

盛岡を訪れてみたら、歴史と自然が調和した文豪も愛する街だった

歴史的にも貴重な建物が残っていて、石割桜や中津川の清流といった自然の中に歴史が溶け込む景色は、気持ちを穏やかにしてくれます

そして宮沢賢治や石川啄木といった文学者たちがこの盛岡から多くの作品を輩出しました

文豪たちの作品の世界を追いながら街を散策するのも、盛岡ならではの楽しみといえるかもしれません

歴史と自然が調和するこの盛岡で、心癒されるひとときを過ごせました!

文豪が愛した街を皆様もぜひ訪れてみてくださいね

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